綺麗好き
古風好きのゆとり世代
2006年
愛犬を亡くした際に酷いペットロスになったことがきっかけで
「Vegan」という言葉を知り
当初は周囲の反対や一時的な断念などありながらも
長年、菜食生活を続ける過程で
美味しいスイーツを食べられないことは死活問題であったため
「ないなら作るしかない」
というところから植物お菓子への挑戦が始まりました
ハマると没頭してしまう凝り性な気質が影響して
中学生の頃からお菓子作りをしておりましたので
(同級生からは生チョコレートを度々リクエストされていました)
植物性菓子だけでも十年以上は作り続けております
成人後、芸術祭での仕事を通じて
イベンターの方の目に留めていただいたことがきっかけとなり
イベント出展や東邦ガスでの料理の先生として
数年間勤めさせて頂きました
2017年より
インターネットでの販売を開始して以来
大変身に余るお言葉をいただくことがあり
お客様や同業の方から
製法に関して問われることがあります
もし秘訣があるとすれば
趣味であった有名パティスリー巡りが高じて
修行を積んだプロのパティシエならではの
より繊細で奥行きのある本格的なお菓子作りを目指すようになり
長年に渡る植物性のお菓子作りが現在までに至る
「視覚/味覚満足の高い植物性のお菓子」
を形作る上で大いに役立ったことと
何事も「基本」
無くして到達できない領域があることを
知っていたことにあるような気がします
厳しい世界でその技法を極めた
一流のパティシエに対する敬意の念からも
・基礎をやり込む
・ひと手間を惜しまない
日本の職人精神でもある
「型破り」ではなく
単なる「型なし」にならないために
基本を忠実に手間暇をかけた丁寧な仕事
が好きです
時代の変化に合わせて様々な物が出ては消えていきますが
目新しさがなくとも
未来に残るお菓子
一過性ではなく
ずっと愛されるものは
実はそんなに変わっていないはずです
その意味でも「型」を第一に大切にした
お菓子作りを心がけています
これからの目標である
古き良き日本の良さを継承すること
繋がりある職人さん方と共に
日本文化の素晴らしさを伝え続けること
将来は母の着物で和装するのが夢です
浴衣を着ました
